動物(天然記念物)


カモシカ

哺乳類に関するコーナー

哺乳類は、日本の風土が育んできた固有の種類が多い。中でも代表的な哺乳類として、カモシカ(特別天然記念物)、二ホンザルがある。森林の伐採に伴う生息地の減少により、人間生活と自然保護の調整が課題になっている。写真は、特別天然記念物のカモシカ。

ヒシクイ

鳥類に関するコーナー

渡り鳥をはじめとし、自然環境の変化に富んでいる日本には、多くの鳥類が生息している。特別天然記念物のトキやコウノトリなど、絶滅に瀕している種もあり、人間の活動との調和が大切にされなければならない。写真は、10月、越冬のため琵琶湖に飛来したヒシクイ(滋賀県)。

烏骨鶏

家畜・家禽に関するコーナー

私たちの祖先がその生活の中で作り上げてきた家畜や家禽は多い。その中で貴重なものが天然記念物に指定されている。越の犬をはじめ、すでに絶滅したものもあり、種の保存が必要である。代表的なものとして、土佐のオナガドリがある。写真は、烏骨鶏。

御前崎

爬虫類に関するコーナー

ヘビ、トカゲ、カメなどの仲間が爬虫類に属している。ウミガメが有名であり、代表的な産卵地が指定されている。
写真は、静岡県御前崎の海岸。

オオサンショウウオ

両生類に関するコーナー

カエルやイモリの仲間が両生類に属する動物である。その中で注目されるのはオオサンショウウオとその生息地である。

オオウナギ生息地

魚類に関するコーナー

天然記念物に指定されている魚類は、特異な集団をつくって生息しているものがある。写真は、オオウナギ生息地の石碑(和歌山県)。

岡崎ゲンジボタル発生地

昆虫類に関するコーナー

昆虫類は、節足動物の中の大きな部分を占めている。多彩な植生のため、豊富な昆虫の種類がある。その中で、日本人の美意識に結びついて、ゲンジボタル発生地が指定されている。写真は、岡崎ゲンジボタル発生地(愛知県)。

ホタルイカ

剣尾類・軟体動物、原索動物・甲殻類に関するコーナー

節足動物の中で特殊な剣尾類に、生きる化石といわれているカブトガニがある。軟体動物としてはホタルイカと貝類が指定されている。またホヤやナメクジウオの仲間が原索動物に、そしてエビ、カニ、ミジンコの仲間が甲殻類に属している。写真はホタルイカ(富山県)。