月議会一般質問口述

議長のお許しをいただきましたので、2点について一般質問させて頂きます。

まず、1点目は、保育園・幼稚園の少人数学級について質問させて頂きます。
市長は、小学校において25人程度学級を推進されています。子供たちの成長を考えると大変すばらしいことだと思います。
しかし、小学校はそれで良いとし、気になりますのは就学前の子供たちのことです。
保育園は、市の基準に基づき定数が設定されており、また、幼稚園は1学級35人以下となっており、定数いっぱいの教室も少なくありません。本市の幼児教育振興プランによれば「年齢ごとにふさわしい集団規模の在り方の検討」に、3歳児20人以下、4,5歳児30人以下とすることを検討するとあります。現在、小学校では市独自の施策として、30人程度学級を実施されておられますが、さらに、25人程度学級を推進されようとしておられます。子供の成長過程で一番大切な時期とも言えます保育園、幼稚園生活を、もう少しゆとりのある園生活を子供たちが過ごせるように、小学校と同様にゆとりのあるクラス構成にする考えを持っておられるのかお聞き致したい。なぜならば、人として根っこの部分でしっかり育っていれば、いじめを初めとするいろいろな問題も少なくなってくるのではないでしょうか。本当に子供たちの将来を思いますと、子育て支援の大切さをあらためて認識させられます。こうした点をできるだけ真剣に考えて頂きたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせ頂きたいと思います。

2点目は、災害時の市独自対策についてお聞きします。
平成20年度予算案をみますと「北部防災拠点土地取得」や「緊急地震速報導入」など新規の事業を予定されています。滋賀県においては、琵琶湖西岸断層帯は、断層帯全体が1つの区間として活動し、マグニチュード7.8程度の地震が発生すると推定されています。
本市においても、壊滅的な被害が予想されます。一旦、地震等の災害に合えば、住む場所はもちろん、食料など、人々が生活をしていく手立てに一番困ってしまうのではないでしょうか。
本市の備蓄食料等は、過去の震災被害に基づき、食料26,520食・飲料水7,780本が整備されておりますが、もし実際の災害になると、市民は大混乱してしまうと思います。一ヶ所において備蓄するのではなく例えば、日頃から市内のコンビニ等との連携を深め、食料品を常に確保しておくというやり方もあるのではないでしょうか。
先日、 災害時に遠隔操作で切り替え 、地震などの災害でライフラインがストップした時「ボタンを押せば無料でジュースが取り出せる自動販売機が前橋市の交番前に設置された」というニュースがありました。
地震の発生が高い可能性がある現状で、地震災害があってからでは遅いのです。
災害時対応型自動販売機の設置がベストと申し上げませんが、先ず公共の施設に何台か設置する等の検討をされてはいかがですか。また、もっと他にも、あまり費用をかけずに対応できる手法は、いくらでもあると思います。
いち早い対応が望まれますので、本市独自の対策をいつの時点で、より具体的にされるのか、財源の確保も含めて、お聞きしたいと存じます。