点穴療法の起源

点穴療法は中国の陝西省西安市の馬秀棠先生が考案 され、実際に中国の西安市赤十字会病院などで実践されてきた治療法です。
もともと馬秀棠先生は鍼灸師でしたが、鍼灸治療は病気や痛みを治すのに効果があるが体の弱い老人や子供や女性には刺激が強く、効果があっても鍼灸におびえ る人 も多かった。
そこで鍼灸のように皮膚に鍼を刺さなくてもよいように、ツボに対して刺 激を与える方法として、指をツボに当ててツボを刺 激して効果を確かめはじめました。
最初は家族や簡単な症状を実験台(言葉が悪いので すが)しにて治療効果を確かめました、そして確か に効果はあるし有効であることがわかってきました。
そして馬秀棠先生はこの治療法に 点穴療法と名付け研究を続けました。
そ の後、点穴療法には新たな手法が加わり、理論も充実し、馬秀棠先生の太極拳や気功の経験も加わり一つの治療体系として成立するまでになりました。

点穴療法の実際

点穴療法は鍼灸の替わりとなる方法として生み出されましたので鍼灸と同じように全身のツボを使います
ただ鍼灸と違うのは禁穴というのがありませんので、とても安全です、そして鍼を刺すことがないので痛みがほとんどありません。
点穴療法には施術の順番があります、まず腕のツボを点穴し、次に下肢のツボを、そして腹部を、最後に背部のツボに点穴をします。
点穴の施術時 間は症状や体質、男女の差などにもよりますが約20分〜45分ほどです。
点穴療法は ツボに働きかけるので流れが悪くなっていた場所が あれば、その筋肉はゆるみ暖かくなります(まれに冷感を感じる方もいらっしゃいます)、そして自律神経にも働きかけるので必ずと言っていいほど眠くなりま す。
私も馬先生の点穴療法を何度も受けたことがあるのですが、途中で眠ってしまうこ とが多かったです。

点穴療法施術中の手法

平揉法(へいじゅうほう)
点穴療法には基本的に5つの基本手法があります、その中でも一番重要なのが平揉法と圧放法です。
平 揉法は中 指を使いツボに対して強くもなく弱くもなく水平に圧します、ツボを中心にして圧した力を弱めずそのままで 小さな円を50回〜100回描きます。
平揉法ではツボの周りを小さく小さく円を描い て、ツボに対して刺激を加えます。

平揉法

平揉法は一般の疾患には全て使いますので、点穴療法 の手技の基本中の基本です。

圧放法(あっぽうほう)
圧放法は、一圧一放、押してゆる めるの繰り返しです。
ただ点 穴 療法は強い刺激を与えないので、ツボに対して押したとき(一圧)骨に達するまで強く押すのではなく、軽くツボの中心に向かって沈むという感じです。
ツ ボから放すときも皮膚からは指先は離れずに少し浮くくらいです。
この一圧一放で1回 として約50回〜100回行います。
一圧一放
この圧放法 も一般の疾患には全て使いますので点穴療法の基本 中の基本です。

平揉法と圧放法は点穴療法中必ずペアで使いま す。
どのツボに対しても平揉法 と圧放法を使い、症状や体質などに応じてその他の手法を使いますが基本はこの2つの手法です。
だ いたい平均すると一つの一つのツボに ゆっくりと平揉法と圧放法を50回〜100回行いますので、1カ所のツボにかかる時間は約1分程度でしょうか、すごく静かな治療法だと思いませんか?

点穴療法の施術風景

写 真を見ていただければ少しは、こんな感じで点穴療法をするんだなという雰囲気を感じていただけると思います
腕の点穴療法下肢の点穴療法
腕 の点穴中です                  下肢への点穴
            

腹部への点穴背部への点穴
腹 部への点穴                背部への点穴


点穴療法の書籍やDVDなど

日 本でもエンタープライズから「馬氏気功点穴療法」「馬氏太極気功八法」の書物とDVDが販売されています。
す でに馬秀棠先生はお亡く なりになりましたので、現在は息子さんの馬建民先生が後を継いで研究と治療にあたられています。
馬 建民先生はエンタープライズから 「点穴療法 小児脳神経障害治療の実際」という本も出版されています。



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