[渡番](わたしばん)

祭礼は、幸津川の6つの組が輪番制で運営している。渡番は、一組、二組、四組、五組、六組、三組の順で回り、6年に一度担当することになる。渡番になると、「すし切り」「かんこの舞」「長刀踊り」など、祭全体の運営にあたることになる。組長は、「すし切り」に使用するふなずしの調達も行う。

渡番は、次の年には御輿番(みこしばん)として御輿の巡行にあたることになる。

なお、祭礼にかかわる組は、自治会の班(組)とは異なっている。班(組)は、宮前(みやまえ)、上出(かみで)、戻口(もどぐち)、八反田(はったんだ)、六反田(ろくたんだ)、新堀(しんぼり)、八王子(はちおうじ)、そして木戸口(きどぐち)の8つになっている。