←地震動の擦痕1

1930(昭和5)年の北伊豆地震によってできた魚雷表面の傷(擦痕)。地震の揺れで台座は激しく動いたが、魚雷の慣性により傷ができたもの。静岡県。
地震動の擦痕2→

写真のような建物で保存されている。自然物でない物が天然記念物に指定されるのは、極めて希だとのこと。
←諸磯(もろいそ)の隆起海岸1

波打ち際を示す小穴が4層にわたって残されている。何回もの隆起の状態を残しており、貴重な露頭になっている。神奈川県。
諸磯の隆起海岸2→

波打ち際を示す小穴は、カニの仲間が穴を作って住んでいたことを示している。
←唐船島(とうせんじま)の隆起海岸1

昭和21年の南海大地震により隆起したこの島は、隆起前の汀線がはっきり残っている。高知県。
唐船島の隆起海岸2→

このあたりの汀線は、約80cm隆起している。
←石見(いわみ)畳ケ浦1

日本海に面した波食崖の下に、隆起による千畳敷とよばれる岩場が見られる。島根県。
石見畳ケ浦2→

このあたり一帯は、写真のような洞窟や岩礁も見られる。
←佐渡小木(おぎ)海岸

海岸段丘が発達、8kmにわたる海食崖が見られる。新潟県。
象潟(きさがた)→

多くの小島が隆起して、こんな地形を作っている。秋田県。
←妙見浦

名勝にも指定されている景勝地。熊本県。



小鶴津(こつるつ)の興津(おきつ)メランジュ及びシュードタキライト1→


四万十町の海岸にはプレートの沈み込みにともなう典型的な地層が見られる。高知県。




←小鶴津の興津メランジュとシュードタキライト2


また、ここには、南海トラフの沈みこみ帯として世界ではじめて発見された、過去の地震の化石としてのシュードタキライトがある。写真は、シュードタキライトが含まれるメランジュ帯。



五色ノ浜の横浪(よこなみ)メランジュ→

土佐市の五色ノ浜海岸では、海洋プレートに堆積した地層と陸側から供給された土砂が複雑に交じり合ったメランジュが見られる。高知県。


←夕張岳の高山植物群落および蛇紋岩メランジュ帯1

北海道の骨格を作ったプレートが沈み込んで出来たとされる蛇紋岩メランジュが広く分布している。写真は、夕張岳山頂直下のようす。北海道。
夕張岳の高山植物群落および蛇紋岩メランジュ帯2→

地表に上昇する蛇紋岩により取り込まれてきた礫そのものが、夕張岳やガマ岩だといわれている。
←旧相模川橋脚

鎌倉時代に作られたと思われる橋脚が、関東大地震の際に地表に現れた。地震に伴う噴砂など、液状化現象をとどめた貴重な資料として指定されている。神奈川県。

以下、工事中

隆起・沈降・地震