←根尾谷断層1

1891年の濃尾地震によりできた高さ6mの水鳥(みどり)の断層崖。これは全長80kmにおよぶと言われる根尾谷断層の一部。岐阜県。(特別天然記念物
根尾谷断層2→

左の畑と右の看板との高さの差が、約6mある。
←根尾谷断層3

すぐ近くに地震断層観察館があり、写真のように断層面を直接観察できる。
野島断層1→

1995年に発生した兵庫県南部地震でできた逆断層の様子がそのまま保存されている野島断層保存館。兵庫県。
野島断層2

民家の回りを囲んでいる白い塀が、途中で折れ曲がり、遠くで高さも違っているのがわかる。
月出(つきで)の中央構造線1→

1,000kmにわたって西日本を南北に分ける中央構造線のうち第一級の露頭である。山中にあるが、観察広場が設けられている。三重県。
←月出の中央構造線2

写真左側の粘土化している破砕帯と中央の黒色片岩との境界が中央構造線になる。この付近の岩石は全体にもろく、ここも崖崩れのため、 この先が立入禁止となっている。
丹那断層1→

丹那トンネル(JR東海道線と新幹線)を横切る断層。1940年の北伊豆地震の時に生じた断層で、中央の線を境にして環状の石列が前後に二分され、くい 違っているのがわかる。静岡県。
←丹那断層2

断層の位置を示す説明板と看板。
横山・楡原(にれはら)衝上断層1→

富山と岐阜の県境にある大規模な逆断層。花崗岩がその上部にある手取層群を押し上げて、衝上断層を形成している。
←横山・楡原衝上断層2

断層名は顕著な露頭のある地名から名付けられている。写真の杭は、国道41号線のすぐそばで見つけたもの。
横山・楡原衝上断層3→

断層面の下にある白っぽい岩石は花崗岩。
←郷村断層1

昭和2年の北丹後地震の際に生じた断層で、落差約60cm、約2mの水平移動が郷村断層として指定されている。二本の低い石柱と道路のゆがみがかろうじて 昔の様子を残している。京都府。
郷村断層2→

上の写真の断層の延長線にあたる場所に、断層の一部が屋内に保存されている。これは建物の外からガラス越しに写した写真。
←神戸丸山衝上断層

有名な六甲山の隆起に関係するといわれる断層。兵庫県。
砥部(とべ)衝上断層1→

砥部川の河床に中央構造線の断層が現れている。愛媛県。
←砥部衝上断層2

断層面の上流近くに建てられた石柱。この近辺は公園になっている。
猪谷の背斜(はいしゃ)・向斜(こうしゃ)→

このあたりでは、手取層群の褶曲構造による背斜・向斜が顕著である。富山県。
←新倉(あらくら)の糸魚川静岡構造線

日本列島を東西に分ける構造線が、ここで逆断層という形で見られる。山梨県。
大賀の押被(おしかぶせ)→

道路沿いの衝上断層が指定されている。岡山県。
←大引割(おおひきわり)・小引割

写真のように、チャートに大規模な亀裂ができている。この大引割は、深さ約30m、長さ約80mの大規模なものである。高知県。
真川の跡津川(あとつかわ)断層→

有峰ダムの奥で発見された断層が指定されている。富山県。
←船佐・山内(やまのうち)逆断層帯1

中国山地の構造に大きな影響を及ぼしている断層帯として指定されている。写真は船佐逆断層。広島県。
船佐・山内逆断層帯2→

写真は山内逆断層。
←御岳(みたけ)の鏡岩

断層運動にともなってできる掻痕が見られる。特別天然記念物。埼玉県。
押ケ垰(おしがたお)断層帯→

太田川沿いに大規模な断層帯が見られる。写真は押ケ垰の集落。広島県。
←水縄(みのう)断層

規模は小さいが、歴史資料に記録された地震断層として貴重である。福岡県。
八幡浜市大島のシュードタキライト及び変成岩類→

八幡浜市の沖合にうかぶ大島の北岸には、大島変成岩等の露頭がある。ここに断層が高速で動いたときにできる最大規模のシュードタキライトが発達している。 愛媛県。
←浪打峠の交叉層1

峠の切り通しの露頭が指定されている。岩手県。
浪打峠の交叉層2→

写真のように刷毛で掃いたような模様がみられる。
←千屋断層

逆断層の特徴を示す断層が指定されている。秋田県。


坂州(さかしゅう)不整合1→


木頭川沿いに、古生代ペルム紀のメランジュと中生代三畳紀の地層との不整合が見られる。徳島県。


←坂州不整合2

坂州不整合は日本列島の骨格を形成する造山運動が中央構造線の南側にまで及ぶという大発見につながった露頭である。
夕張岳の高山植物群落および蛇紋岩メランジュ帯→

夕張岳は、世界的に注目される蛇紋岩メランジュ地帯である。これは地下深くから礫を取り込んで上昇したもので、有名なガマ岩も取り込まれた礫の名残だといわれている。写真は頂上付近の岩石。北海道。
←須賀利(すがり)大池及び小池

大池と小池は、尾鷲市にある海跡湖で、貴重な植物の生育地になっている。写真左が海、右が「小池」になっている。三重県。
猪崎鼻(いざきばな)の堆積構造→

日向灘に突き出た小さな岬に、日本列島の成り立ちを知ることが出来るといわれる様々な岩石や地層が見られる。宮崎県。
←大鹿村の中央構造線

列島最大の断層である中央構造線の露頭が指定されている。写真は北川露頭。長野県。
以下、工事中

断層・褶曲・特異な地形